2025年4月の気になるインターネット記事をピックアップ
ゴールデンウィーク、皆様はいかがお過ごしでしたでしょうか。僕は実家に帰ってゆっくりしていました。どこも人が多く、お値段もお高めですからね。 ハッカーがOracle Cloudへ不正アクセスし600万件の情報窃取を主張、Oracleは否定 タイトルはこのニュースが公開された当時のモノとなっており、現在Oracleは情報が窃取されたことを認めています。 この件に関してはGIGAZINEが続報を追っており、Oracleがセキュリティインシデントの証拠となるURLをInternetArchiveから削除させようとしていることが暴露されたり、当初否定していたOracleが情報漏洩を認めたものの、対象はOracle Cloudではないと主張したりと様々な動きが出ています。もう「情報は漏洩しているもの」と思わないとだめですね、Oracleだって世界に名だたる企業、セキュリティ対策はそうとうのモノのはずですから。 スマホの回線を乗っ取る、“ニセ基地局”が国内で出現 詐欺SMSを強制送信 携帯各社も対策へ IMSIキャッチャーという電話盗聴装置が都心で利用されているという話。IMSIキャッチャーは標的の携帯電話とサービス・プロバイダ(docomoやKDDI)の本物の携帯基地局との間で”偽”の携帯電話の基地局として機能し中間者攻撃を行います。盗聴したり、フィッシング詐欺のSMSを送信したりします。 一般的に3G以上の無線通信は、携帯電話機とネットワークの双方から相互認証が必要であるため、リスクをある程度軽減できますが、ジャミング(電波妨害=電波法違反)を併用することで4G/5G回線に繋がらないようにしダウングレード攻撃を仕掛け、2Gなどセキュリティ的に弱い無線回線でサービスプロバイダに繋ぐように仕向けます。 2Gのモバイル通信では、携帯端末がネットワークに対して認証を要求するが、ネットワークが携帯端末に対して認証を要求しない。このよく知られたセキュリティ・ホールが、IMSIキャッチャーによって悪用される。 IMSIキャッチャーは携帯基地局になりすまし、エリア内のIMSIキャッチャーに接続を試みる全ての移動端末(英語版)のIMSI番号を記録する。接続された携帯電話に対して、通話暗号化なし(A5/0モード)や、解読が容易な暗号化(A5/1またはA5/2モード)を強制することで、通話データの傍受や音声への変換を容易にする。 [Wikipediaより 総務大臣も把握していて「対応している」とのことです。この手の話となると国外スパイによる諜報活動、と思われがちですが一般人(といっても専門家のようですが)にもバレているということはその線は薄いのかもしれません(国家スパイのやることは我々が気付くのはむずかしいでしょう)。この専門家の推測によると「訪日外国人観光客を狙ったフィッシング詐欺が目的ではないか」とのこと。いずれにしても治安の悪い話です。うかつに外で機密性高いインターネットアクセスもできなくなります。 IIJセキュアMXサービスにおけるお客様情報の漏えいについて IIJセキュアMXサービスにおけるお客様情報の漏えいについてのお詫びとご報告...
2025, May 11 —